2025/03/10

第11回NPT再検討会議第3回準備委員会

次代の平和活動を担う青少年の育成を図るため、 第11回NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議第3回準備委員会に、学校教育活動の一環として、核兵器廃絶の実現に向けて様々な平和活動に取り組んでいる4校各2名の合計8名の高校生を派遣し、国連関係者に平和首長会議が実施する「核兵器禁止条約」の早期締結を求める署名を届けるとともに、ヒロシマのメッセージの発信等を行うという取り組みが行われています。この度、本校から4年生河村さんと5年生杉原君が選ばれ、3月1日(土)、第1回目の事前研修会がありました。
顔合わせをし、自己紹介した後は、広島平和記念資料館を視察しました。
その後、被爆体験証言者の八幡 照子さんと対話しました。
八幡さんから「白米とたくあんを食べること」が夢だったと聞き、今ご飯をお腹いっぱい食べることができていることが、当時の八幡さんにとっては叶わない夢であり、今、自分たちが当たり前にできていることは、過去の悲しみを乗り越えて、広島の復興に力を注いでこられた多くの人々のおかげであることを強く感じたそうです。そして、平和を願う気持ちが強くても、平和を祈るだけでは世界は変わらない、祈りの先にすべきことは、私たち一人ひとりが声を上げ、具体的な行動を起こすことだと確信しました。
事前学習を重ね、4月27日からニューヨーク国連本部で、広島から平和の想いとともに、未来志向型の平和教育の大切さをしっかり届けたいと頑張っているみなさんです。新聞やテレビでも報道されていますので、ぜひ、ご覧ください。(←こちらこちらこちら)