2024/07/10

原爆手記朗読劇「1945年 あの夏を忘れない」【1年生】

 7月3日(水)に鑑賞した、原爆手記朗読劇「1945年 あの夏を忘れない」についてお伝えします。内容は、広島長崎で原爆の被害にあった子供たちが書いた作文や、子供を亡くしたお母さんが書いた手記や詩です。女優の高田敏江さん、長内美那子さん、池田舞さんが上垣内寿光さんのギター演奏とともに朗読してくださいました。高田さんと長内さんは戦争体験者で「戦争は絶対にいけない」という強い思いで、30年以上全国各地をまわって、この朗読を続けておられます。お忙しい中本校に来ていただくこと8回目です。なぎさ生も朗読に加わりました。「戦争は絶対にいけない」という想いが伝わりました。
【生徒の感想】
『これまで、原爆に関する勉強はしてきたが、とても怖いという思いが強く、考えるだけで辛かったので避けようとしてきた。しかし、今回の朗読劇を通じ、改めて怖いという思いはあったが、自分たちと同じ歳くらいの人たちが原爆にあっているんだと考え、これはしっかり原爆と向き合い、原爆で苦しんだ全ての人を想って過ごさなければならないと思った。まずは8月6日の8時15分、そのことを考えて、ヒロシマへ黙祷を捧げようと強く思った。』
『私は戦争のない時代に産まれたから、いっぱいご飯を食べることができて幸せに過ごすことができているけど、もし戦争のある時代に産まれたら当たり前が当たり前じゃなくなるんだと思いました。きっともう戦争は起きないという安心感や知ることで辛い気持ちになるから知りたくないと勝手に思っていて、その気持ちを多分多くの人がもっているから、いまだに他国で戦争が起きているんだと思います。戦争にあったことがないから被災者の方の気持ちはわからないけれど、知ろうとする気持ちがなにより大切なことなんだと知りました。そして、二度と戦争を起こさないために、過ちを繰り返さないために、私が今日知ったことを次世代に伝えて、被災者の想いをつなげていくことが大事だと思いました。今日このように原爆・戦争について、朗読してもらったことにより、知ることができて良かったです。』
みなさま、ありがとうございました。