2024/01/31

胆力~粘り強く困難を乗り越える~【その2】

 1月31日(水)4時間目、「雨が止んだので記録会をします!!」と聞いたので、生徒の頑張りを応援したいと思い、また4年4〜6組保健体育の授業を見に行きました。
「タイムがかなり上がりました!!」と、走り終わった後の達成感と充実感に満ちた笑顔を向けてくれました。一人ひとりが目標を立て、それを達成すること、そして少しでも上を目指そうとする姿を見ることができました。

仕事ウォッチング【その5】

  1月23日(火)の「仕事ウォッチング」のほんの一場面ですが、様子の続きをお伝えします。
【なぎさ公園小学校】児童と一緒に学び、遊びました。すぐに仲良くなり、楽しい時間を過しましたが、教員という仕事の責任の重さ、大変さを実感したようです。
【(株)イズミゆめタウン五日市店】「暮らしの夢がひろがる街づくり。」をコンセプトに店舗をひとつの街としてとらえ、便利さ、快適さ、楽しさを提供できる店づくりを進めておられます。商品の陳列などの実習を行いました。
【永本建設(株)】家づくりをする際、それを通してその家族に幸せになってもらいたいという想いを大切にし、それに関わる社員全員が、家づくりに携われたことに感謝し、心を込めてものづくりをしている会社です。手間暇を惜しまない「手仕事の家づくり」の素晴らしさを実感したようです。
【(株)ダイキ 古の市事業所 多機能型事業所古の市】「こころのバリアフリーを目指して。」と様々な立場の人を理解し、思いやりの心をもって接する環境を目指して取り組まれています。就労支援事業所では、一緒に作業体験を行いました。
【(株)序破急 八丁座・サロンシネマ】「市のど真ん中に、映画を見て、悩みも吹き飛ぶような施設をつくるのが夢だった」と序破急蔵本 順子社長の想いが込もった映画館です。劇場の空間や上映作品など他にはない映画館づくりのこだわりとその良さやおもしろさを感じたようです。
【NPO法人もりメイト倶楽部Hiroshima】大きな力で私たちの暮らしや文化を守り、恵みを与えてくれる森林を守るために「森は私たちの宝もの。未来へ残したい、伝えたい!」という思いを掲げて「森林の重要性」と同時に「保全の必要性」そして「自ら行動する意義」を啓発し続けています。森の手入れなどの体験をし、蒔による食事作りとその味は忘れられないものとなったようです。
【認定こども園 サムエル未来こどもの園】「豊かな感性のある子ども思いやりのある子どもに」という想いが随所に感じられる園です。先生方が、子どもたちの思いに寄り添い、一緒に楽しんでいる姿が印象的だったようです。
【認定こども園 美鈴が丘こどもの園】美しい山並みに囲まれ、自然の恵み、草花や生き物とのふれあいができる環境の園です。子どもの今感じていることや思っていること、心の動きや喜びに丁寧に寄り添い、感じる先生方の姿に感銘を受けたようです。
【介護老人保健施設 ピア観音】実際に体験することで、高齢者の方々が何に困っているか、どう介助すればいいのかを実感しました。交流の際の出し物に、喜んでくださる姿が嬉しかったようです。
【堂本食品(株)】「つよく やさしく おもしろく(時代の変化をつかみ対応し、脈々と受け継がれる品質重視の意思と経験に裏付けられた技術力。従業員をはじめ、仕入れ先様やお客様など関わる全ての人を笑顔にしたいという思い。知恵と工夫により日々改善し、今日よりも明日と考える環境作り。)」という企業理念が実現されていることを、見学・体験を通して感じたようです。
【社会福祉法人 八丁堀福祉会 アイリス八丁堀】「働くこと」を通じて、自立と社会参加をサポートする就労継続支援を行っており、見学や軽作業の体験を通して、大切な福祉サービスであることを知りました。
【広島市西部こども療育センター なぎさ園】掃除や準備と子どもたちが来る前にしておかないたくさんのことがあることを知りました。絵本の読み聞かせなどを通して、相手のことを想って準備を行うことの大切さを感じ、喜んでくれる姿がとても嬉しかったようです。
【社会福祉法人正仁会あいあいねっと 広島フードバンク】市場に出すことはできなくても、食品としての十分な安全性をもった「食べ物」を捨てずに活かす事業のお手伝いをすることで、食べ物のいのちを無駄にしてはいけないと強く感じたようです。
生徒たちの未来を想い、輝き出すことを願って語りかけてくださいましたみなさま、お忙しい中、本当にありがとうございました!!

2024/01/30

Nの生徒

 広島なぎさ中学校・高等学校で輝く生徒や教職員、卒業生も含め「なぎさらしく」がんばっている人を紹介したい...ということで、不定期ですが「Nの〇〇」と題して、左のロゴ・パーパスを目印に始めています。
2023年12月10日の九州大会を突破し、東京で2月12日(月)に行われる全国大会に出場する1年生荒木 陽向さんを紹介します。
中國新聞 2023年(令和5年)12月23日(火曜日)
荒木さんは、5歳からプログラミング教室Kicks×Crefus(キックスクレファス)に通っています。その中の小学4年~中学1年の5人が、ロボット競技に取り組む「RED(レッド)広島」として、米国で開かれる世界大会への出場を目指し、準備に打ち込んでいます。今回は、筆を付けたアームを回転させ墨を洗い落とす「筆洗いロボット」を作製しました。
九州大会のパンフレットに「日本の子どもたちに科学技術の楽しさや面白さや、仲間と活動する醍醐味を体験を通じて感じてほしいという思いから、2004年にFLLを日本で始めました。」というメッセージがありました。荒木さんが「こんなことができないかと自分で考え仲間と考えそれをプログラミングで実現します。完成した時は達成感でいっぱいです。」と教えてくれました。まさしく科学技術の楽しさや面白さを、仲間とともに感じているのだと思いました。荒木さんは好きなことをとことん突き詰め、チャレンジし続ける「なぎさらしく」がんばっている「Nの生徒」だと思い、紹介させてもらいました。
全国大会頑張ってください!!
応援しています!!




2024/01/29

自分で見つける

 1月29日(土)、1年生の人間の授業にANT-HIROSHIMAの渡部朋子理事長とそこでボランティアをしているベック 蛍美さんが来てくださいました。ANT-HIROSHIMAは「核なき世界の実現と、新しい国際秩序を創る」「平和で持続可能な世界への転換を促す活動」「被ばく体験の継承」「平和文化と平和教育の普及」「平和の担い手を育てる」という5つのミッションに基づき活動しています。
1年2組のクラス通信にあるように、これまでの人間の授業の「世界の食卓」では実際にビスケットの枚数の差で格差を実感し、「世界で起きていること、さまざまな世界に住む子どもたち」ではボリビアの子どもたちの今を知り、なぜそうした格差がうまれるのかを考え問題解決の必要を認識しました。
渡部さんはビスケットの数の差やボリビアの子どもたちの現状に、何を思ったのかを生徒から聴きながら、お話してくださいました。「ボリビアで生きている人たちのことを想像してください。同じ人間ですよ。」「このような状況の世界で、どんな風に生きていくのは自分が決めるんですよ。」という言葉に生徒の表情が変わるのがわかりました。
ベック 蛍美さんは昨年度高校を卒業した19歳です。すぐに大学に進学せず、ギャップイヤー(学習、仕事などから1回離れて、留学やボランティア活動など、したことがないけど挑戦してみたいことに一歩踏み出してみる期間)をANT-HIROSHIMAで過ごし、その経験を通して感じたこと「自分で見つけることの大切さ」「自分の可能性を信じる」「平和は自分の周りから作ることができる」と伝えてくれました。来年度から大学で「平和学」を学ぶそうです。
最後に、次々と手が挙がり生徒たちは多くの質問をしました。
さまざまな質問に応じる渡部さんの言葉の中に「人が好きなんです。さまざまな人のことを知りたいと思うんです。一緒に笑ったり、泣いたりしたいんです。人を信じているんですね。一緒に考えたり、創り続けたりするプロセスがかけがえのない時間なんです。今を見るたむには長い歴史を知ることや当該国だけでなく、周辺国の状況も知らなければいけません。どうやったらさまざまな国の人たちと過ごせていけるのか一緒に考えてほしいです‼」とありました。渡部さんやベック 蛍美さんの人となり、生き方、発する言葉から生徒たちは「自分で見つける」というメッセージを受け取ったと思います。

第8回広島県高等学校オーケストラフェスティバル【管弦楽部】

 1月28日(日)、エリザベト音楽大学セシリアホールで行われた「第8回広島県高等学校オーケストラフェスティバル」に行きました。コロナ禍の影響で2年間開催できず、昨年関係者のみで行い、今年4年ぶりに一般公開となりました。山陽女学園中等部・高等部、広島県立府中高等学校、福山暁の星女子中学・高等学校、安田女子中学高等学校そして本校の5校の演奏と、広島高等学校合同オーケストラ「広島PEACEオーケストラ」102名の演奏の2部構成でした。

玄関で出会った生徒たちです。「先生聴きに来てくださってありがとうございます。」と、とても丁寧な挨拶をしてもらい、嬉しかったです。

開演までの準備、受付や学校ごとに変わる舞台のセッティングと、なぎさ生が運営も頑張っている姿が頼もしく、嬉しかったです。
第2部で演奏した「広島PEACEオーケストラ」は生徒たちが名づけたそうです。広島県高等学校音楽連盟堀江先生の始まりの挨拶に「ハーモニー(調和)とは、1つ1つの音が互いにぶつからずに新たな良さや美しさを創り出すということです。自分たちの学校だけでは出せない、広島県の高校生が創り上げる響きをお聴きください。」とありましたが、セシリアホールのパイプオルガンの音色も加わったハーモニー(調和)と高校生の一生懸命な姿に心が揺さぶられ感動しました。パイプオルガンは本校2年生の音楽の授業で演奏してくださった、エリザベト音楽大学教授 福原 之織先生でした。
第1部の本校の演奏は、「第12回学校合奏コンクール全国大会2023」で銀賞を受賞、「広島県高等学校総合文化祭」で1位となり、来年度夏開催の「清流の国ぎふ総文(第48回全国高等学校総合文化祭)」に出場予定であるという、自信に満ちた力強く躍動感のある音色、会場中に拍手がわき起こる、そして他校の生徒さんも大喜びしていたパフォーマンス、活き活きとした表情での演奏に、私は圧倒され素晴らしさに涙が出てしまいました。
大喜び!?どのような演奏なの!?聴いてみたい!!と思われた方は、ぜひ、3月30日(土)の「26th Spring Concert」にお越しください!!
すてきな演奏をありがとうございました。
管弦楽部のみなさん、頑張ってください!!
応援しています!!

2024/01/28

同窓会【茶道部】

 1月27日(土)午後、作法室に様々な年齢の卒業生が集まってきました。同窓会【茶道部】の方々です。本校同窓会は様々な活動を行っていますが、その1つがこの茶道部です。約20名の卒業生が、本校茶道部を指導してくださっている上田宗箇流の上田先生をお招きして、月に1回程度稽古を重ねておられます。
27期生の竹内さんは、お仕事の関係で、和室のことを説明する立場となり、茶道を通して所作を身につけたいと思い参加し始めたそうです。
9期生堀さん、11期生宇野さんは、日本文化、特に広島が誇る上田宗箇流を学びたいと思い参加されております。
22期生の尾立さんは、同窓会活動にご尽力いただいており、茶道部の活動も盛り上げようと参加されております。
部長である48期生の井上さんは、中高時代も茶道部で「引き続きこの場所でお稽古できることが喜びです。」と話してくれました。また、50期生の隅田さんは「茶道に興味がありましたが、野球部のマネージャーだったためできなかったので、卒業して社会人になって参加することができました。嬉しいです。」と話してくれました。そんな隅田さんに48期生の中高茶道部だった西村さんが1つ1つ丁寧に教えておりました。西村さん自身も「改めて茶道の奥深さを勉強できています。」と話してくれました。
現在進学を期に広島から離れた大学生も、帰省した時には参加しています。茶道を通して、本校卒業生がつながっていることを知り、とても嬉しく思いました。このつながりがさらに広がっていくことを願っています。

2024/01/27

胆力~粘り強く困難を乗り越える~【その1】

 1月27日(土)2時間目、4年4〜6組が保健体育の授業で長距離走をしていました。武内先生をはじめ体育の先生方が、一人ひとりの状況に応じて声をかけていくので、走りや表情が変わっていきました。
法橋先生は数学の先生ですが、いつも外に出て学年・クラスの生徒を応援しています。その応援も生徒たちの励みとなり頑張りにつながっていました。
一人ひとりが目標を立て、それを達成すること、そして少しでも上を目指そうとする姿を見て、本校が目指している人間力の1つ『胆(きも)力=困難な「壁」にぶつかったとき、いかに逃げないで乗り切ることができるか。純粋な我慢強さとねばり強さ、自律性や忍耐力。』をつけていっているなと感じました。