11月1日(金)、エリザベト音楽大学セシリアホールで開催された「第55回中国・四国音楽教育研究大会広島大会」に、本校管弦楽部と合唱部が広島県内高校生合同有志として出演しました。この大会は、中国・四国地方の音楽科の先生方(幼・小・中・高)の研究発表の場として開催されたもので、グランドフィナーレで「大地讃頌」と「ひろしま平和の歌」の二曲を演奏しました。会場の先生方、他校の先生方からも「良かった、感動した」というようなコメントが多数大会事務局に届いたそうです。私も動画で聴かせていただきましたが、会場いっぱいに響きわたるオーケストラの音色と合唱に胸がいっぱいになりました。
顧問の先生から「ピアノ伴奏で演奏する機会が多い『大地讃頌』ですが、本来この楽曲は、混声合唱団とオーケストラによって演奏するためにつくられたものです。『大地讃頌』は混声合唱とオーケストラのためのカンタータ『土の歌』の第7楽章にあたりますが、第3楽章は『死の灰』で、原子爆弾について取り上げられています。」と教えていただきました。
最後に演奏した「ひろしま平和の歌」は、毎年の平和記念式典で歌い継がれている歌です。今まで吹奏楽による伴奏はありましたが、この度本校管弦楽部顧問の藤原先生がオーケストラ用に編曲し、自ら指揮をされ、今回初めてオーケストラによる伴奏での演奏となりました。会場の先生方、他校の先生方も一緒に歌い、演奏後は拍手が鳴りやみませんでした。高校生が音楽を通じて、平和都市ひろしまから、平和への思いを発信することができたのではないでしょうか。