広島なぎさ中学校・高等学校46期生の下宮 章寛さんを紹介します。様々な分野で働く社会人の方から、仕事内容、仕事上の苦労・工夫・楽しみなどを聞くことによって、職業(仕事)への関心や視野を広げてほしいという想いを込めて行われた社会人講演会【人間(4年生)】の講師として、下宮さんは今年初めて来てくれました。
下宮さんは、大学でマーケティングを学んでいるうちに、物づくりへの興味がわき、おもちゃ会社でインターンシップの体験をしました。終了後も社長さんにお願いして、一緒に働き、社長としてできる可能性の大きさに気づき、起業の決意をしました。そして、レストランで食べた野菜の味に感動し、2016年に有機農業(しもみん農場)を始めました。最初は約60品目の野菜を栽培していましたが、2019年より、本当に美味しい感動野菜をお届けするためには、1つの野菜に集中することが必要だと考え、人参(恋する甘さ!!恋人参)専門の農場となりました。
農業に対する悪いイメージを、若さと工夫で変えていくとがんばっているというお話しを、生徒たちは集中して聞き、引き込まれていきました。
「恋人参」じゃんけんは、大変盛り上がりました。もらった生徒が食べてみて「フルーツのように甘く、香りがよく、濃い味がしました。そして、とてもやわらかかったです。」と教えてくれました。
質問にも丁寧に答えてくれました。
下宮さんからの3つのメッセージです。
『失敗は成功への道筋。失敗を恐れないで挑戦してください!!』(獣害、豪雨、価格で苦労したりしていますが、若さを活かし、原因を分析し、見直し改善することを繰り返しています。)
『意識してやりたいことを探す』(見つけるためには、未来の自分を想像して、意識することが大切です。)
『やりたいことが見つかったら、すぐ行動!!』(考える前でもOK!行動すれば、たくさんのことを得ることができます。)
下宮さんは、好きなことをとことんこだわって突き詰め、何事にも前向きに行動しチャレンジし続け「なぎさらしく」がんばっている「Nの卒業生」だと思い、紹介させてもらいました。