2025/02/03

一手の重み、成長と課題そしてつながり

 1月31日~2月1日に長崎県立総合体育館で行われた「第33回全国高等学校文化連盟将棋新人大会」様子を、今回も顧問の片嶋先生の、躍動感あふれる文章でお伝えします。
【重弘君】
スイス式4回戦による予選を3勝1敗の24位で通過し、決勝トーナメントに進出しました。決勝トーナメントに進出するも二回戦で敗退し、全国大会ベスト16となりました。
予選1回戦で茨城県の強豪に敗れて苦しいスタートとなりましたが、そこから気持ちを切り替えて手堅い将棋で3連勝し予選を通過。決勝トーナメント一回戦、京都府代表との対局は息詰まる持久戦となりました。しっかりと守りながら、細かい攻めをつないでいき勝利を飾ります。そして迎えた二回戦は、何と予選1回戦と同じ茨城県代表との対局。リベンジを狙い、中盤から優勢を築きます。しかし不用意な一手により形勢が逆転して苦しい展開に。必死に挽回を狙って粘るも振り切られて敗れました。
一手の重みを痛感する大会となりました。
【山本蓮君】
スイス式4回戦による予選で2勝2敗の66位となり、惜しくも予選敗退となりました。
2連敗したあとの3回戦は快勝し、嬉しい全国大会初勝利をあげました。最後の4回戦は兵庫県代表。互いの勝利への執念がぶつかる大熱戦となりました。詰むや詰まざるやの終盤戦は互いに秒読みに追われながらも死力を尽くして相手玉に迫ります。最後は山本くんの執念が勝り、2勝目をあげました。
手応えと成長するための課題を得た大会となりました。
【山本菫さん】
スイス式4回戦による予選を3勝1敗で勝ち上がり、予選順位25位で決勝トーナメントに進出しました。夏の全国大会では予選敗退でしたので、嬉しい予選突破となりました。
迎えた決勝トーナメント一回戦。相手は山形県の強豪です。序盤は対抗形の急戦となり早くも駒がぶつかり合う緊迫した中盤戦へ突入します。相手の意図に合わせすぎたのか、少しずつ形勢が悪化し、粘るものの振り切られて敗れました。
成長を感じられるとともに課題も見つかった大会となりました。
全国大会に出場した後輩の応援のために、本校囲碁・将棋部出身の卒業生、長倉先輩が応援に来てくれました。なぎさのつながりを強く感じました。
つながりを大切に
全国大会で得た課題に取り組み
成長していってください!!
応援しています!!