2023/12/27

越後妻有コース【5年生】

 12月27日(水)、越後妻有コース【5年生】引率、山根先生よりお便りが届きました。
『すっぽりと雪に埋もれる新潟県の銀世界の中で暮らす方々と交流し、自然に囲まれた環境の中で生きる方々の生活力を体験しています。また、農村の風景を背景にした立体芸術制作をする国際的な企画である「大地の芸術祭」というプロジェクトを通して「生活芸術」として地域に根付こうとしている現代アートを体感しました。』
【1日目】まつだい駅に到着し、郷土資料館で民泊の受け入れの先の方々と対面式を行いました。ここから4泊させていただきます。全体のお世話をしていただくNPO法人越後妻有里山協働機構の大矢さんに「越後妻有は魅力がたっぷりです。帰る時にはみなさんにとって第二の故郷になればいいなと思います。困ったことや気になることなど何でも気軽に声をかけてください。一緒に楽しみましょう!」とあたたかいメッセージをいただきました。
各家庭で生徒たちは料理の手伝いをしたり、雪に飛び込んだり、ペットとと仲良くなったりと楽しいスタートとなりました。晩御飯は、ご家庭によって高校生に合わせてくれたり、昔ながらの味を体験させてくれたりと、それぞれのやり方でおもてなしをしていただきました。
【2日目】『十日町市博物館』では、縄文土器の特設展示がされており、国宝の火焔型土器を見ることができました。また常設展示では地域の暮らしや特産品について知ることができました。体験型の展示が多く、生徒たちは興味深くふれていました。
『里山現代美術館MonEt』では、不思議な世界に浸り、それぞれの作品の意味を考え味わいながら鑑賞しました。
『光の館』ではジェームズ・タレルさんが作った、宿泊することもできる建物そのものの作品です。四季折々で異なる顔を見せる作品は、再訪したくなる味わいを湛えていました。
『まつだい農舞台にある里山食堂』で昼食をとりました。四季の風景が映り込むアート作品空間(ジャン・リュック=ヴィルムート「カフェ・ルフレ」)です。ビュッフェ形式で、地元の食材と調理法をふんだんに使った料理に、生徒たちはしっかりおかわりをしていました。その後は、同施設の「黒板の教室」というどこにでもチョークで書いてもいいという素敵な空間で、生徒たちは普段できない落書きを満喫しました。
『キョロロ』では、スノーシューを履いてトレッキングを行いました。通常ならめり込んで動けなくなる雪の上を歩くという体験は驚きでした。雪遊びも満喫し、美人林に生えるブナの木に関するお話も聞きました。
生徒たちはこの雪国の暮らしにひたりアートを体験する旅を通して何を感じ何を考えどう成長していくのでしょうか。この世界でどのように生きるのか「私の生き方」についての考えを深めてくれることを願っています。
Instagramで毎日の様子を見ることができます。ぜひ、ご覧ください。


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