2024/07/20

本物【1年生】

 7月20日(土)、『本物の芸術文化体験をすることで、生徒の感性を育て、豊かな創造力や発信力を鍛え、生徒の可能性を広げたい』という想いを込めて、1年生の音楽の授業で、エリザベト音楽大学准教授 折河宏治先生に来ていただき、バリトン独唱演奏会を行いました。授業担当の縄先生から、鑑賞のマナーと「演奏会は演奏者とお客さんが一体となって創り上げるもの」であることを教えてもらい演奏会が始まりました。
生徒たちはシェルホールに響きわたる歌声と身体全体を使い表現する姿に引き込まれていきました。
イタリア語、ドイツ語、フラン語、英語、日本語の5か国語で歌い、その曲の時代や背景などのお話もしてくださいました。
「今日は素晴らしい演奏をありがとうございました。様々な曲を、様々な緩急や強弱で歌い分けているところに、身体が震えました。オペラを聴く機会はなかなかないですが、ピアノの演奏にさらに歌をつけると、ドレミファソラシドだけでは伝わらない曲の奥深さを様々な言語、言葉で伝えることができるのだなと思いました。オペラにも関心を持ちました。僕もピアノをやっていますが、音楽をもっと頑張って、音楽の奥深さをもっと味わうことができたらいいなと思いました。」石橋 音和くんの感想です。
曲に入り込んで聴く様子、質問タイムで多くの生徒が質問する姿から、本物体験は生徒の感性を揺さぶり育てるのだと改めて確信しました。