「第69回全国高校軟式野球選手権大会」は8月25日(日)に開幕しました。
開会式では、井原(東中国・岡山)主将が選手宣誓で「高校軟式は1点を争う数々のゲームで多くの人々に感動を与えてきました。しかし、現在、全国各地で部員数、チーム数が激減しています」と軟式野球の特長と現状にふれ「取り巻く環境が厳しくなっても、高校軟式の楽しさ、素晴らしさを未来につなげるために自分たちのもっている力、技量、チームワークのすべてを表現し、最後まで全力でプレーすることを誓います」と力強く宣言しました。なぎさの選手をはじめ参加選手全員にとって『軟式の未来背負う』チームの1つそして選手の1人であることを誓うことができた素晴しい開会式になったと思います。
【広島なぎさ 九回の意地】
<毎日新聞2024年(令和6年)8月27日(火)>
『第69回全国高校軟式野球選手権大会(日本高校野球連盟主催、朝日新聞社、毎日新聞社など後援)は26日、兵庫県姫路市のウインク球場で1回戦があった。3年ぶり4回目出場の広島なぎさ(西中国・広島)は、仙台商(東東北・宮城)に1-2で惜敗した。広島なぎさは、2点を追う九回に1点を返したが届かなかった。仙台商は先発右腕・佐々木大輔の力投が光った。8安打を浴び、七回を除いて毎回走者を背負ったが、打者の手元で伸びる直球と低めに落ちる変化球で何度もピンチをしのぎ、失点を九回の1点のみに抑えた。広島なぎさの先発左腕・富永隆一郎も緩急をうまく使い、好投したが、打線の援護に恵まれなかった。
『「1点努力の結晶」 昨年の主力が残り、打撃重視でやってきた。最終回の1点は培ってきた努力の結晶。全国のレベルの高さを痛感したが、手が届かないことはないとも思った。来年は全国1勝を成し遂げてほしい。(広島なぎさ鈴木一青主将)』
【広島なぎさ 初戦惜敗】
<中國新聞2024年(令和6年)8月27日(火)>
『広島なぎさは強打の仙台商に堅守で対抗したが、全国初勝利には届かなかった。バックの支えで主戦富永は打たせて取り、2失点完投。草田監督は「粘り強く守るうちらしさを出せた」と奮闘のナインをたたえた。捕手大橋が盗塁を2度刺し、四回はスクイズを外して失点を防いだ。外野陣も好守を連発。鈴木主将は「自負する守りで今までやってきた成果が出せた」と胸を張った。ただ、あと一本出させてもらえなかった。5番中村が4安打を放つなど七回を除いて毎回走者を出したが、1得点に終わった。「振りこみを増やしたい」と指揮官。鈴木主将は「能力の高い後輩が多い。来年こそは全国1勝を」と託した。』