8月19日(月)、今日は『大窪シゲキの9ジラジ新聞』を紹介します。8月6日の9ジラジについて(←詳細はこちら)、広島エフエム放送「大窪シゲキの9ジラジ」のDJ大窪シゲキさんが書かれた記事です。
【平和ガイド 言語の壁超え】
<朝日新聞 2024年(令和6年)8月15日(木)>
8月6日の9ジラジでは、高校生による平和ガイドの活動を紹介しました。教えてくれたのは、広島なぎさ高校3年生の岡本華奈さんと2年生の西村達也さんです。「私たちの学校には留学生ガイドというボランティア活動があります。海外の中高生に英語で平和公園を紹介します。」紹介したい場所に足を運んで調べ、原稿は英語の先生にチェックしてもらうそうです。
印象に残った経験も聞きました。「原爆の子の像を紹介しているときでした」と岡本さん。「捧げられている折り鶴を見て、自分たちも折ってみたいと行動に移してくれたのです。」西村さんは「『原爆については知ってたけど、こんなに痛ましいものとは知らなかった。伝えてくれてありがとう』と留学生に言われました。」伝えたい強い気持ちがあれば、英語が完璧でなくても大丈夫。そう感じたといいます。
最後に平和への願いも聞かせてくれました。岡本さんは「世界で起きている戦争を自分事として考えるのは難しい。まずは興味を持つことや、知ることから始めてみてください。」西村さんは、「武力に頼らない方法で平和を目指してほしいです。」
10代や大人からも多くのメッセージが届きました。「留学生たちが原爆や戦争の怖さを知り、自国に帰って周りに話してくれることも、世界平和につながると思います。」「中高生の子供がいるので、家族で平和について話し合うことから始めてみます。」
平和を願う若者たちの行動が多くの人の心を動かした夜になりました。