以前「嬉しいお客様」でお伝えした放送部の生徒の「嬉しいお知らせ」です。10月6日(日)、「第41回広島市中学校総合文化祭放送コンテストの部」で、アナウンス部門第2位渡邉さん・第4位末廣さん、朗読部門第2位山本さん、そして、学校賞第3位を受賞しました。
おめでとうございます!!
アナウンス部門に出場した2名のアナウンス原稿を紹介します。
『今年5月、2年2組の教室に新しい仲間が加わりました。やってきたのは、一匹のカメです。
新学期を迎えた生徒たちへ共通の話題を作りたい。そう考えた担任の星野先生は、教室で生き物を飼おうと決めました。そして、苦手な人が少ないカメを選んだのです。名前は「タルト」。生徒全員が案を持ち寄り、投票によって決めました。丸い甲羅がお菓子のタルトに似ていることにちなんでいます。
しかし、周りの先生から教室で飼えるのかと心配の声が上がりました。それでも、先生は生徒と共に一心にタルトを育てます。今では、生徒が体の大きさや餌の量など細かい変化に気づくようになりました。
星野先生は、「生き物を育て、命の大切さを理解して欲しい。可愛いところを沢山見つけてもっと生き物を好きになってくれたら。」と話します。
生徒が卒業後に帰ってくるのを、理科室でタルトと待っていたいという先生。タルトと2組の物語はまだ始まったばかりです。』(渡邉さん)
そんな中、六月からある動物についての特集が始まりました。その名も「キジバト観察記」。卵を温める親鳥の写真とともに、キジバトを見守る先生と生徒の様子を紹介しています。ある生徒は気になって「一回に産む卵の数は通常二個」、「日中は雄、夜は雌が卵を温める」と調べてきました。そして七月、巣には二つの卵があり、そのうちの一つからひながかえったのです。梅雨になるから心配だという心優しい生徒と一緒に、先生はひな鳥の誕生を喜びました。
田中先生は、「校内で野鳥が子育てをしていることに驚きました。自分も子育てをしているので、改めて命の重みを感じました。」と話します。なぎさで育ったキジバトが、校内を元気に飛ぶ姿が見られるかもしれませんね。』(末廣さん)