2024/03/13

Nの卒業生

広島なぎさ中学校・高等学校で輝く生徒や教職員、卒業生も含め「なぎさらしく」がんばっている人を紹介したい...ということで、不定期ですが「Nの〇〇」と題して、左のロゴ・パーパスを目印に始めています。

3月11日(月)、本校を訪ねてきてくれた沖原 敦司さんを紹介します。
広島なぎさ中学校・高等学校の前身、広島工業大学附属広島高等学校・中学校を卒業後、筑波大学理工学群社会工学類都市計画主専攻に進学同大学院を修了し、現在国土交通省国土地理院にお勤めです。日本国内における「すべての測量の基礎となる測量」を実施し国家座標の維持管理を行っています。先日は石川県に行き、令和6年能登半島地震による現地の状況のデータや情報を石川県庁に伝え、復旧に向けて連携したそうです。
国土地理院で勤めようと思ったきっかけは、高校時代その当時いらっしゃった橋國先生による、1つ1つの事象から全体像まで、思考が行き来するダイナミックな「社会科」力が身につくような、とても面白い地理の授業だったそうです。また、現地調査などをし、それが地図という目に見えるかたちになることにやりがいを感じているそうで、文化祭でものづくりをした経験や多くの行事から学んだことからきているのではと教えてくれました。
教科書などによく出ています。
実は、沖原さんは私が初めて担任をした生徒です。自分の力不足で教員として自信をなくしていた私に、沖原さんをはじめ数人の生徒が職員室に毎日来ては、「先生何か運びましょうか?」「先生聞いてくださいよ。」「先生元気ですか?」と話しかけ励ましてくれたことを今でも覚えています。久しぶりの再会に、改めて生徒のみなさんに支えられて今があるなと実感しました。
学園の教育方針である「常に神と共に歩み社会に奉仕する」を実践し活躍している「Nの卒業生」だと思い、紹介させてもらいました。